• たけうち診療所

問診票について

更新日:4月20日

初診の際に問診票というものを書いていただいております。問診票の役割というのはよりスムーズに漏れなく診察につなげていくということがあります。そんな問診票の中で当診療所ならではといいますか、私がお気に入りの質問項目がございます。

それが、

「12.出生地はどちらですか?(   )都・道・府・県 (   )区・市・町・村」

という質問です。

これは、前半部分で終わりにするのが普通です。後半は通常は記載をお願いしません。

しかし、東京でさえ八王子の方と柴又の方の育った環境や文化は随分と違います。地域性の違いというものでしょうか。


例えば、私が勤務していた山口県で言いますと、下関はすでに北九州です。言葉も「ちゃっちゃちゃっちゃ」しており所謂キタキューと同じ言葉です(小野田あたりまで「ちゃっちゃちゃっちゃ」してます)。宇部あたりから小郡、山口、防府あたりは割合とマイルドな方が多い印象です(宇部も一応入れておきますが異論はあるに違いありません)。特に言葉に特徴があるわけでもなく一点を除けばほぼ共通語に近い印象を受けます。ちなみに一点とは、突然文章に入ってくる謎の「そ」です。文の途中で、どのような法則で入ってくるか全くわからない「そ」です。意味もわかりません。九州の有明周辺で使われる「バッテン」も無闇に文中に侵入する傾向がありますが、あちらについては全くもって意味がわかります。しかし、山口(市とその周辺都市)の「そ」は全くわかりません。地元育ちの方に聞いてもちょっとも理解できませんでした。誰かわかりやすく教えてくださる方がいらっしゃらないでしょうか?で、山口県ですが、岩国まで行ってしまうともうそこは広島です。言葉も「わしゃぁ」とか「じゃけのう」とおっしゃる青少年達が多くいらっしゃいました。ちなみに同じ広島でも福山まで行くとそこはすでに岡山です。こと程左様に同じ県でも随分と違うわけです。


この手の話を始めると長くなります。

どうせ誰も読んでいないブログですからだらだらと書いていきますが、福岡県の場合ですと一緒くたにすると偉いことになります。北九州と福岡と筑豊と筑前(ここに豊前が入る場合もあります)は、それはもう一括りにすると偉いことになります。そもそも福岡ひとつとっても中洲を境に西が福岡で東が博多。全然違います。大事なことなのでもう一度言います。福岡と博多は全然違います。福岡は福岡で、博多は博多です。筑豊でさえ飯塚と田川は全然違います。烏尾峠を境に飯塚と田川は別れますが、全然違います。同じにしたら偉いことになります。気をつけてください。言葉も随分と違いますね、福岡は語尾は「たい」です。キタキューは「ちゃ」です。筑豊は「ばい」です。以前勤務していた病院の婦長さんから「筑豊はバイやからね!バイ!」と教えていただいたものです。


だんだん脱線して行ってしまっているので、なんとか強引にまとめる話題に変えていきます。

栃木県で勤務をしていた際には(山口でも福岡でも同様でしたが)、お住まいの地域で対応を少々変えておりました。小山、宇都宮、栃木、大田原(足利は東北本線文化圏ではないためあまりお会いすることはなかったです)。それぞれ地域に特徴があり、文化が違います。同じ精神症状でも小山と栃木では表現の仕方が違ってきます。栃木と宇都宮でも随分と違いますね。工業都市や県庁所在地、農業が中心の地域もあれば手工業が中心の地域もあります。それぞれの地域にそれぞれの風土や文化があり、そのような中で精神性というものは育まれていくのではないでしょうか?そうしますとやはりそういったことを無視して一律に枠に当てはめるのもおかしな話で、私の拙い体験ではそれぞれに合わせて治療を行った方がうまく行っておりした。もちろん、地域という枠に当てはめてしまうということは個人を無視してしまうことにつながりますのでとても危険なことですが、地域を無視することも同様に危険なことではとも感じております。


だんだん話が私の能力ではまとまらなくなってきたのでこの辺りで終わりにしますが、つまりは市区町村まで書いていただけますとこちらとしてもご本人様のイメージがより豊かになるため非常に助かりますということです。最初からそう書けばよかったです。是非ともご記入お願いします。

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