• たけうち診療所

颯爽とした未来から吹いてくる透明な風を感じないのか?

宮沢賢治が、盛岡中学校校友会に寄稿を求められた文章からの抜粋です。※


中等学校生徒諸君

諸君はこの颯爽たる

諸君の未来圏から吹いて来る

透明な清潔な風を感じないのか

それは一つの送られた光線であり

決せられた南の風である

諸君はこの時代に強ひられ率ゐられて

奴隷のやうに忍従することを欲するか

……

むしろ諸君よ

更にあらたな正しい時代をつくれ

……

ああ諸君はいま

この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る

透明な風を感じないのか”

閉塞感を感じながら、感染症を抑え込めず、日々の暮らしが過ぎて行きます。

そんな中、今日は、宮沢賢治の言葉に勇気をいただきました。


※1927年に「盛岡中学校校友会雑誌」への寄稿を求められた宮沢賢治が書いたものとされています。完成に至らず「朝日評論」1946年の4月号にて、残されていた下書きを元に加筆・修正された形で掲載されたようです。盛岡第一高校、雫石高校、見前中学校に詩碑があるそうです。なにかいいですね。

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